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ラグビーボールのような形をしたかぼちゃ「ロロン」を、今年は畑で空中栽培しました。6株を植えて、収穫できたのは全部で20個。種まきから収穫、そして追熟までの流れを、私の畑での記録としてまとめます。一般的な育て方と、私が実際にしたことは分けて書いています。
栽培カレンダー
私の畑での、おおまかな流れです。
| 時期 | 作業 |
|---|---|
| 3月中旬 | 種まき・育苗(ビニールハウス) |
| 5月下旬 | 畑へ定植 |
| 7月中旬〜下旬 | 収穫 |
| 収穫後、約3週間 | 追熟 |
ロロンはタキイ種苗の品種で、1.8〜2kgほどになるラグビーボール形のかぼちゃです。果皮は濃い緑にまだらの斑が入り、上品な甘さと滑らかな舌触りが特徴とされています(参考:タキイ種苗「ロロン」)。私が育てる品種を選ぶ基準は、「美味しい品種かどうか」です。種はタキイのものを、行きつけの種苗屋さんで購入しました。
空中栽培にした理由
私の畑には、場所によって水はけの悪い所があります。そういう場所で地面に這わせて育てると、土に触れた部分の皮が傷んで、腐ってしまう原因になるのではないかと考えました。それで、実が地面に触れない空中栽培を選んでいます。

もう1つ良かったのは、実を見つけやすいことです。どこに実がついているかが一目で分かるので、管理もしやすく感じました。一般的にも、空中栽培は実が地面に触れないためきれいに育ち、限られた場所でも育てやすいと言われています(参考:農業屋「カボチャの空中栽培の株間や摘心はどうする?」)。
育て方の手順
Step 1|種をまいて苗を育てる(3月中旬)
私は3月中旬より少し前に、ポットに種をまきました。まだ寒さが残る時期なので、ビニールハウスの中で管理します。水やりの仕方は、白なすの育て方で書いたときと同じです。発芽までは毎日、朝と夕方に土の乾きを確かめて水をやり、夕方は水やりのあとに濡らした新聞紙をかけて保温し、日中は太陽に当てていました。
芽が出てからは、大きくなるスピードが速いです。ある程度育ったところでハウスから出して、半日陰の場所に移して育てました。
Step 2|畑に植える(5月下旬)
5月下旬を目安に、畑へ定植しました。今年植えたのは6株ほどで、株の間は60cmくらい空けています。空中栽培なのでこの間隔にしましたが、地面に這わせて育てる場合は、もっと広く空ける必要があると思います。
畑には、白なすやロマネスコと同じように、自家製のボカシ肥料や堆肥を入れています。ロロンは葉が大きく、つるも太くなりやすいため、元肥の窒素を標準より2割ほど減らすとよいとされています(参考:タキイ種苗「ロロン」)。
Step 3|棚を組む
私が使っている棚は、父の手作りです。園芸用の支柱と竹を組み合わせていて、高さは自分の手が届く範囲の2m以下にしています。棚のすぐ隣にはビニールハウスがあり、台風などが来ても棚が倒れないよう、奥行き方向の柱はハウスに任せる形で作ったようです。
棚の組み方には決まった形はありませんが、一例として、太さ16mmの園芸用支柱を地中に40cmほど差し込み、高さ1.4m・幅2m・奥行き3mの棚を組む方法が紹介されています。風に備えて斜めに支柱を渡して補強し、ネットを張ってつるを絡ませる形です(参考:さとっちゃん菜園「カボチャ空中栽培・立体栽培 2025年版」)。

Step 4|摘心して子づるを3本に
本葉が3〜4枚ほどになった頃に、親づるの先を摘心して、子づるを3本伸ばす「3本仕立て」にしました。そのあとは、つるを棚に誘引しながら、放任に近い形で育てています。
一般的には、子づる2本仕立てが基本で、放任栽培もできる品種とされています。実をつけるのは8節目以降にして、それより下についた雌花やわき芽は、早めに取り除くとよいそうです(参考:タキイ種苗「ロロン」)。

Step 5|受粉と、実の支え方
私の畑では毎年、かぼちゃの受粉は人の手でせず、蜂などの虫に任せていて、今年も人工授粉はしていません。虫たちがよく働いてくれたおかげで、1株に3個ほど実がなりました。

実が大きく重くなってきたら、落ちないように、つるに少し遊びを持たせて緩めに誘引しました。きつく結んでしまうと、かえってつるを傷めて、実が落ちる原因にもつながります。ここは気をつけたいところです。実を布やネットで包んで吊るす「つり玉」という方法もあります(参考:農業屋)。
Step 6|追肥と、病気への備え
追肥は、実がついたタイミングで1回、収穫前にもう1回行いました。
今年は、病気や虫に悩まされることはありませんでした。ただ、気をつけたいのは、葉が白い粉をふいたようになるうどんこ病です。ロロンはうどんこ病への耐性がないため、育ち始めの頃から予防しておく必要があると言われています(参考:タキイ種苗「ロロン」)。開花から収穫の時期が梅雨と重なりやすいことや、ウリハムシの被害にも注意が必要とされています(参考:BOTANICA「ロロン」)。
Step 7|収穫時期を見極める
私が収穫の目安にしているのは、つるや実の付け根が枯れてきたこと、かぼちゃの表面の艶がなくなってきたこと、そして巻きひげの枯れ具合です。これらを見ながら、収穫の時期を決めています。今年の収穫は、7月中旬から下旬にかけてでした。例年に比べて雨の日が多く、気温の低い日も続いていたので、全体的に作物の収穫が遅いように感じています。
一般的には、交配から45〜50日ほどが収穫の目安で、実の付け根(果梗)全体にコルクが広がったことを確かめてから収穫するとよいとされています(参考:タキイ種苗「ロロン」)。
Step 8|追熟させる
収穫したロロンは、すぐには食べずに、じっくり追熟させました。陽の当たらない、風通しの良い日陰(あまや)に置いたコンテナの中に並べて、3週間ほど置いています。
かぼちゃの追熟は、2〜3週間ほど、直射日光の当たらない風通しの良い日陰に置くのが目安で、15〜20℃くらいが適していると言われています(参考:AGRI PICK「かぼちゃの追熟方法と期間」)。追熟を終えて切ってみると、果肉は鮮やかなオレンジ色でした。
おわりに
6株から20個。空中栽培のおかげで実を見つけやすく、管理しやすかったこともあり、今年のロロンは大満足の結果でした。
何より、あまりにも美味しいかぼちゃだったので、来年は倍以上の苗を育てたいと考えています。かぼちゃは日持ちがしますし、収穫後に追熟させることも考えると、種まきの時期を2段階くらいに分けて育てるのも良さそうだと感じています。ロロンかぼちゃについては、こちらの記事にもまとめています。
同じ畑で育てている野菜の育て方も、よければあわせて読んでみてください。
使った種
私が育てたのは、タキイ種苗の「ロロン」の種です。

