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ロマネスコは、黄緑色の渦巻きが幾重にも重なった、見た目のインパクトがとても大きい野菜です。初めて畑で収穫できたときは、その渦巻きの美しさに、思わず見入ってしまいました。
見た目こそ珍しいロマネスコですが、育て方の基本は、カリフラワーやブロッコリーの仲間と大きく変わりません。ここでは、実家の畑で種から育てた記録を、種まきから収穫まで順番にたどれるようにまとめました。ロマネスコがどんな野菜かという話は、別の記事にしています。
栽培カレンダー
実家の畑での、おおまかな流れです。
| 時期 | 作業 |
|---|---|
| 4月上旬 | 種まき・育苗(ビニールハウス) |
| 5月中 | 畑へ定植(トンネル+防虫ネット) |
| 9月 | 収穫 |
ロマネスコは冷涼な気候を好むアブラナ科の野菜で、種まきや収穫の時期は、地域や作型によって幅があります。一般には、暖かい地域では夏にまいて秋から冬に収穫、寒い地域では春にまく、と言われています。実家の畑では、朝晩まだ冷える4月上旬に種をまいて、ビニールハウスの中で発芽まで管理しました。
育て方の手順
Step 1|種をまく(4月上旬)
- 私が選んだのは、サカタのタネのロマネスコの種です。ロマネスコは栽培が少し難しいという情報をネットで見かけたので、まずは日本の種メーカーの種にしました。結果として発芽率もよく、初めてでも育てやすかったように思います。
- 一般には、セルトレーなどに種をまきます。発芽に適した地温は20〜25度くらい、発芽までの日数は4〜6日ほどが目安と言われています。
- 私は4月上旬に種をまきました。まだ朝晩の冷える時期だったので、発芽まではビニールハウスの中で管理しました。

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Step 2|芽を出す・苗を育てる
- 発芽までは、夕方に新聞紙をかぶせ、その上から霧吹きで水をやって保温し、翌朝は新聞紙を外して日の光を入れます。これを毎日くり返しました。
- まだ寒い時期なので、温度が下がりすぎないよう、ハウスの中で見守ります。小さな双葉が出そろったときは、ほっとしたのを覚えています。
- 一般には、本葉が1〜2枚になったころにポットへ植え替え、本葉が5〜6枚になるまで苗を育ててから定植する、とされています。私もポットである程度の大きさまで育ててから、畑に植えました。

Step 3|畑に植える(定植・5月)
- 私は5月のうちに、ポットで育てた苗を畑へ定植しました。
- 一般には、うね間70cm・株間40cmくらいの間隔で植えるのがよいと言われています。ロマネスコは葉が大きく広がって育つので、株間はしっかりあけておくと安心です。
- もし土に十分な肥料を入れていない場合には、定植の時に堆肥を一緒に入れると良いでしょう。

Step 4|防虫ネットをかける(定植と同時に)
- ロマネスコはアブラナ科なので、アオムシ(モンシロチョウの幼虫)やコナガなどの虫がつきやすい、と言われています。防虫ネットをかけて虫の飛来を防ぐのが、一般的な対策とされています。
- 私は、アブラナ科にアオムシがつきやすいことを知っていたので、定植したその日から、トンネルを立てて上から防虫ネットをかけました。株がしっかりしてくるまで、ネットは被せたままにします。
- 使ったのは、防虫ネットと、トンネルを作るための支柱、そしてネットを留めるクリップだけです。ネットにはサイズ(幅×長さ)があるので、ご自身の栽培状況に合わせて購入することをオススメします。

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Step 5|追肥する
- 一般には、本葉が10枚くらいになったころと、花蕾(つぼみ)が見えはじめたころの2回、株元に土寄せをしながら追肥をするとよい、と言われています。
- 私は、定植してから3週間ほど経ったころに、自家製のぼかし肥料で一度追肥しました。その後、防虫ネットが窮屈になるくらい株が大きくなってきたら、ネットを外して、もう一度追肥をします。
※私は自分でぼかし肥料を作りますが、作る時間がない方は、ホームセンターなどでも手にいれることが出来ます。
Step 6|虫を見回る(葉裏の手取り)
- 防虫ネットを外すこのタイミングが、いちばん虫のチェックがしやすい時でもありました。
- 葉を1枚ずつ、裏まで見て、アオムシがいたら手で取り除きます。ロマネスコは、きれいに渦を巻くまでにかなり時間がかかるので、それまでは根気よく虫と向き合いました。
- 農薬を使わずに育てるぶん、この見回りが、いちばん手間のかかる作業でした。

Step 7|収穫する
- 一般には、花蕾が直径15〜20cmくらいに膨らんだころが収穫の目安で、植えつけからおよそ75〜110日ほど、と言われています。とり遅れると渦巻きの形が崩れてしまうので、蕾が固く締まっているうちに収穫します。収穫のときは、まわりの葉も一緒に切り落とします。
- 私の場合も、渦巻きがしっかり出てきて、直径が20cmくらいになったころに収穫しました。9月のことです。初めての栽培でも、あの渦巻きがきれいに巻いてくれて、本当に感動しました。
- もし虫にやられそうなときは、少し小さめのうちに早めに収穫しても、味は十分おいしくいただけました。大きさにこだわりすぎず、株の様子を見て穫るのがよいと思います。

おわりに
ロマネスコは、見た目こそ珍しくて難しそうに見えますが、育て方の基本はカリフラワーやブロッコリーの仲間と同じです。押さえるポイントは、次の3つだけです。
- 冷涼な時期に育てる
- アブラナ科の虫対策をする
- 大きくなりすぎる前に収穫する
このあたりに気をつければ、初めてでも、あの渦巻きをきれいに育てられます。珍しい野菜を育ててみたい方に、ロマネスコはおすすめです。
