難しく生きるのをやめて

夏野菜の苗が並ぶ畑とくつろぐ茶トラ猫 暮らし

はじめまして。
「ねこと畑のある暮らし」に来てくださって、ありがとうございます。
ねこはたの人と申します。

このサイトの名前は、難しく考えずに付けました。

顔を上げれば猫がいて、その先には畑が広がっている。私の毎日に映る景色を、そのまま言葉にしただけです。

はじめに、私がなぜここで発信を始めたのか、少しだけ聞いてもらえたら嬉しいです。

無理をやめた日

以前の私は、印刷会社で営業とカメラマンを兼ねて働いていました。受注、スケジュール管理、打ち合わせ、校正、納品。そこに撮影の仕事も重なります。一日にいくつもの役割をこなす、体には無理のある働き方だったと思います。

そんな日々の途中で、私は虚血性大腸炎という病気になりました。働きすぎのせいだったのか、別の理由もあったのか、本当のところは分かりません。ただ、治すには休むしかないのに、人手が足りず休めない。体調は戻らないまま、何度も繰り返すようになっていきました。

最後に私が選んだのは、仕事を手放して、自分の体を優先することでした。

このとき、ようやく気づいたことがあります。私の場合は、無理をやめて初めて、少しずつ体の調子が元に戻っていったということです。

それからの私は、自分にこう問いかけています。

「もう少しできそうだけれど、無理をしていないか」 「やりたくないことを、頑張っていないか」

自分に優しくする。ただそれだけのことが、以前の私にはできていませんでした。

同じくらい大切にしたのが、逆の問いです。

「本当はやってみたいのに、諦めていたことはないか」

掘り起こしてみて、今の私ならできそうだと思えたこと。それが、自分の手でサイトを作り、この暮らしを発信することでした。

猫と畑を選んだ理由

ありがたいことに、私の家には先祖が残してくれた畑があります。今も両親がその土地を守り、母は家庭菜園という形で、自然の恵みをいただく暮らしを続けています。

若い頃の私は、作物を育てることに少しも興味がありませんでした。それがコロナ禍をきっかけに、自分で育ててみたいと自然に思うようになったのです。ナチュラルフードコーディネーターの資格も、ここでなら活かせるかもしれない。そう思えました。

そして、この土地には、なぜか猫たちが集まってきます。一緒に暮らせば大変なこともありますが、それ以上に楽しくて、私の心を満たしてくれる。だから私は、猫か畑かではなく、両方のある暮らしを選んだのです。

不思議なことに、以前はこんなに猫が集まることはありませんでした。この子たちがなぜ我が家に来たのか、猫たちを通して私が何を感じ、学ぶのか。私の思い込みかもしれませんが、そこには目に見えない理由がある気がしています。

畑で作業をしていると、たいてい猫の誰かが様子を見にやってきます。手伝っているつもりなのかもしれません。ハーネスもつけずに、自然の中を思いきり走り、虫を追いかけ、猫同士でじゃれ合う。そののびのびとした姿を見ていると、私まで幸せな気持ちになります。

私について

完璧ではないけれど

正直に打ち明けます。私の畑仕事は、趣味の延長です。プロの農家さんのもとで修行したわけではなく、本業にするつもりもありません。お伝えできるのは、あくまで私一人の経験だけです。

毎日きっちり畑に出ようとすると、今度は自分が苦しくなってしまう。だから、本当にゆる〜く続けています。両親は率先して草刈りをしますが、私は雑草を抜くと土が固く締まると考えているので、大きなものだけ。まあ、ちょっとした言い訳かもしれません(笑)。

猫たちも同じで、外で生きる道を応援している子もいますし、7匹すべてを完璧に世話するのはむずかしい。だから、この子たちが人の手を必要としていると感じたときに、そっと手を貸す。猫社会のことは、ある程度、猫同士に任せています。

ねことの暮らし

あなたの一歩になれたら

これから、家庭菜園のことや猫との暮らしを、私なりの経験からお伝えしていきます。土いじりに興味のある方、猫が好きな方に、何か一つでも役に立つことがあれば嬉しいです。

そして、もう一つ。頑張りすぎてしまう人や、「自分には何もない」と感じている人に、このブログが届いたらいいなと思っています。

私自身、無理を重ねた末に体調を崩し、働き方を手放しました。もっと早く、自分に優しくしてあげればよかった。今でもそう思うことが、たくさんあるからです。

難しく生きるのを、やめてみる。 心の声のほうへ、少しだけ足を向けてみる。

猫と畑のある日々の、その小さな欠片が、あなたの新しい一歩に繋がったなら、これ以上に嬉しいことはありません。

どうぞ、ゆっくりしていってください。

── ねこはたの人